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4.浄化槽の構造と維持管理

浄化槽の構造と管理方法を知りましょう。

浄化槽とは、し尿と生活雑排水を合わせて処理をする装置です。
浄化槽の中にはたくさんの種類の微生物(バクテリア・原生動物)が棲んでいてこの微生物によって汚水が分解・浄化されて水がきれいになっていきます。
浄化槽(嫌気ろ床接触ばっ気方式)の構造とフローは下図のとおりです。
図-8 浄化槽(嫌気ろ床接触ばっ気方式)の構造とフロー

浄化槽は保守点検・清掃・法定検査が必要です

保守点検
清掃
浄化槽の機能を維持するために機器類の調整や消毒薬の補充等を行います。
多くの場合は、浄化槽管理士のいる保守点検の専門の業者に依託します。4ヶ月に1回以上行います。
浄化槽にトイレ排水や生活雑排水が流れ込むと槽内に少しずつ水に溶けない固形物や汚泥が溜まってきます。これをそのままにしておくとにおいや水質悪化の原因になります。そこでバキューム車で汚泥引抜が必要になります。年1回以上行います。
保守点検は登録業者に
清掃は市町村の許可業者に
1.消毒薬はきらさない。
2.沈殿槽のスカム(浮上物)を除去。
3.接触材生物膜の強制剥離(逆洗)。
4.ブロワ(送風機)のエアーフィルターの掃除。
5.保守点検記録は3年間保管。
1.嫌気ろ床接触ばっ気第1室の汚泥は全量引き抜き。
2.嫌気ろ床槽第2室以降は、適正量引き抜き。
3.清掃後には、所定の水位まで水張りを行う。
4.清掃記録は3年間保管。
※法定検査:工事(使用開始後3ヶ月~8ヶ月)や保守点検・清掃の実施状況(毎年1回)などを検査します。
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